前置き
技術からかなり離れたお話になりますが…
近年、とてもカッコイイ肩書きを持った方が増えてきているような気がします。
しかし、その肩書が何を表しているのか、わからないことなどはありませんか?
私はよくあります。
大変お恥ずかしいお話ですが、正直申しあげますと、横文字(カタカナ)の肩書きがよくわかりません。
ホント、わかりません!
私も長年 IT 業界におりますが、IT 系の肩書きほどわからないものはありません。
お話をしてみて、最後まで何をされているのかわからない方もいらっしゃいました。
『エバンジェリスト の 〇〇 と申します!』
と紹介いただいた際、何をしていらっしゃる方か、理解できますか?
私はできません。
率直に『あなたは何者だ?』と感じます。
100 % わからない自信があります。
私が日々心掛けていることがあります。
それは お客様に対して横文字(カタカナ単語)を乱用しない ことです。
横文字を多用しますと、お客様のお顔が 「???」 となることが多く、後日 「あの時の話、まったく分からなかったよ!」 とお聞きすることもあります。
お客様の元に営業さんがいらっしゃる際、「何を言ってるかわからないから 同席してほしい」 とのご要望をいただいたこともありました。
しかし、箔をつけるために 「あえて」 かっこいい肩書きをお客様にお勧めすることもあります。
そんなときの備忘録として、残しておきたいと思います。
本音としては 自分がお名刺をいただいた際に 相手の肩書きがまったく理解できない ためですね。。。(苦笑)
実は「汎用」は一般的な言葉ではない
こんなこともありました。
私はエンジニアですが、汎用(はんよう) という言葉をよく用います。
この 「汎用」、実は一般的ではないのです。
うっかり一般のお客様へ 「汎用」 という言葉を用いてご説明してしまった際、お客様に通じませんでした。
「何にでも広く使えます」
「万能です」
と補足しても、お相手は「???」な状態でした。
このように、自分の業界では一般的な言葉であっても、万人に通ずる言葉であるとは限りません。
「どの職種の方でもご理解いただける言葉を使って、丁寧に説明をする」
これが私が理想としていることです。
これ以降、「汎用」は多用しなくなりました。
同業者のみに使用する、といった感じですね。
むやみにカッコいい肩書きを付けるのは危険
正直、私はこのように感じています。
外資系企業を習い、日本企業でもかなり増えてきていますが、肩書きと実際の内容がわからないことが多すぎです。
微妙な社内でのヒエラルキーや担当業務を表しているのかもしれませんが、外部の人間からするとどうでもよいレベルです。
上記でも書きましたが
エヴァンジェリスト
シニアマーチャンダイザー
やはり私には何をしている方かわかりません。
このあたりも十分に考えてから、肩書きを付けるのがよさそうです。
名刺管理グッズ
昨今、デジタル名刺や名刺共有ソフトが増えてきていますね。
私は自分からお渡しはしませんが、知らぬ間に共有?されていることが多いです。
名刺はどんどん増えていってしまうもの。
管理方法も考えていかなければいけませんね。
少しですが、私が便利だと思うものを紹介させていただきます。
参考になれば幸いです。
OCR 名刺スキャナ
OCR が大変便利です。
OCR(オーシーアール) とは Optical Character Recognition / Reader のことで、光学的文字認識です。
手書きや印刷された文字を、イメージスキャナやデジタルカメラによって読み取ることで、コンピュータが利用できるデジタルの文字コードに変換する技術です。
ただ名刺をスキャンしただけでは、画像としての保管になりますが、OCR として読み取りますと、管理ソフトなどで文字検索をすることができるようになります。
名刺を文字データ化することで、データベース管理ができるようになるということですね。
サンワダイレクト 400-SCN005N
3,000 枚くらいまではサクサク管理できる優れモノです。
日本語を含む 24 の言語に対応し、海外の名刺もスムーズに読み込むことが可能です。
名刺データを画像と一緒に保存可能です。
iCloud や DropBOX などへのクラウドへの保存も可能のため、利便性が広がります。
CSV、Excel、JPEG など、多様な形式で出力できるため、バックアップも取ることが可能です。
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アナログ名刺管理
どうしても紙の名刺で管理したい!譲れない!という方におすすめなのがこちらです。
かくいう私も、紙の名刺が捨てられません。
だって、紙のほうが早く探せますから……
でもデータ化も捨てられないので、二重で管理しております……
ナカバヤシ 名刺文庫 PHM101CU
女性にはこちらをおすすめします。
机の上が事務風一色にならず、とても可愛らしいです。
10 ホルダーありますので、分類としては申し分ないです。
ナカバヤシの事務用品はスタイリッシュな商品が多いので、好んで使用しています。
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ROLODEX 回転式名刺ホルダー IRBC400X
回転式、やはり早く探せます。
回転させながら名刺を探すのですが、一度使うと病みつきになります。
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肩書き
カタカナ系、とにかくカッコイイ系、よくわからない系、カオス系、営業職系、エンジニア系、日本の企業系、外資系と、とりあえず分類はしてみたものの、すでによくわからない分類と相成りました…
分類を見るだけで、謎な一覧表となりました。
なお、「プリンシパル✚シニア」を組み合わせ、「プリンシパルシニア〇〇」というように、組み合わせて付けられている方もいらっしゃいます。
カタカナ系
コンサルと省略されることもあります。
証券会社・シンクタンクにおいては、業界分析や企業分析の仕事に従事する専門職となります。
旅の手配や添乗など、広い範囲での管理を実施します。
また、特定のプロジェクトなどを指導するなどの役割を持つ役職です。
英名を略してEAというときもある。常勤職か非常勤職かはそれぞれの組織において異なります。
意味合いとしては、エグゼクティブアドバイザーと同意義で問題ないと思われます。
オフィス(office)で作業することから、オフィサーと呼ばれるようになったそうですに
外資系企業等において多く用いられる職位です。
専門的な印象かもしれませんが、そこまで重要度が高いわけではありません。
基幹業務に従事するという前置きは付きますが、一般社員のことを指します。
「チーフ○○」とい○○に役職名を入れる場合は、その役職の上に立ち、所属するメンバーを統率する役割の人物を指します。
日本企業の中では、チーフがリーダーの補佐となる場合が多くなっています。
日本企業の中では、係長や班長に該当することが多いです。
組織や集団の中で先頭に立ち、周囲を指揮、先導して組織の方向性を示す役割です。
リーダーは、チーフよりも上位の役職とそして利用されることが多いです。
リーダーは先頭に立って誘導するのが特徴です。
マネージャーと困惑しないよう、注意が必要です。
組織におけるマネージャーというと、ホテルなどの支配人や部活動などの雑務担当者、企業の管理職などに該当します。
マネージャーは後ろから指揮をとります。
リーダーと困惑しないよう、注意が必要です。
複数のサブシステムを一つにまとめ上げ、それを正しく機能させるよう完成させるための役職です。
「エグゼクティブ ○○」とありましたら、○○の上級管理職と思っておけば間違いなさそうです。
肩書きでの「シニア」は「上級の」という意味を指しています。
「シニア ○○」とありましたら、○○の上級と思っておけば間違いなさそうです。
日本での位置としては「課長の上、次長の下もしくは同列」くらいの役職になります。
課長から上は管理職・マネジメント層という企業が多いため、シニアマネージャーもマネジメント層に位置しています。
新商品化の計画や、仕入れによって、店舗やブランドイメージに合った魅力的な商品ラインナップを作る業務を行います。
役職・肩書として使われるケースが多く、日本では「SV」と略して表記されることもあります。
コンピューター分野ではスーパバイザー、スーパバイザ、スーパーバイザとも表記されます。
本・雑誌などの出版業でこの肩書きを用いる場合は、監督者、監修者の意味を指します。
飲食店等、サービス業におけるスーパーバイザーとは、本部に籍を置きながら複数の店舗を巡回して管理・監督し、店長あるいはオーナーといった現場の責任者または運営者を本部の方針にのっとりながら、指導・教育して成果を上げさせる管理職のことを指します。
スーパーバイザーとなるのは、通常、店長としてめざましい成績をあげた者であり、チェーンによっては「エリアマネージャー」などといった呼称を用いることもあります。
とにかくカッコイイ系(よくわからない系・カオス系)
「最も重要な人」という意味を持っています。
どれほど偉いのかは企業によって異なるそうですが、とりあえず偉い人向けの対応を取っておけば大きな失敗はなさそうです。
主に専門職における最高役となる位置づけとのことです。
主に専門職における最高役となる位置づけとのことです。
意思決定や監視に関する責任を受託されている構成員を指します。
営業職系
なぜ「営業担当者」と書かれないのか謎です。
元は広告業界ので用いられていた呼称とのことですが、近年はITや人材分野でも多く使われているようです。
顧客と自社の人たちの調整役ですが、制作物の品質管理なども重要な役割となっています。
顧客を維持し、長期的な関係を築き上げるのが最も大切な役割です。
インサイドセールスによって構築された顧客関係と、蓄積された顧客/見込み客情報の活用により、営業訪問、商品・サービスの提案、クロージング活動を行う営業手法を用います。
新規、既存にかかわらず、営業活動の多くを会社の外で行います。
主に電話やメール、ウェブサイト、ダイレクトメールなどを用いて、見込み客や顧客に対して営業活動を行います。
訪問の段階でフィールドセールスに引き継ぐことが主流ですが、インサイドセールだけで成約まで完結する場合もあります。
必要に応じて外出し、対面の商談も行うものや、企業規模でフィールドセールスと担当する顧客を分けるものもあります。
いずれも新規の見込み客を見つけ、見込み度を精査し、営業担当に引き継ぐことが主な役割です。
インサイドセールではこの営業開発を行うことが多いため、インサイドセールスチームの中でもセールスデベロップメント担当という肩書きの営業マンが多くいらっしゃます。
ニーズや不満もしっかりと汲み取り、場合によってはアップセルやクロスセルを行うこともあります。
業務内容により、セールスサポートと呼ばれる場合もあります。
企業によって業務内容は大きく異なり、データ管理、契約内容の提案、導入するシステムやツールの選定、営業戦略、売上予測、トレーニング、営業マンのパフォーマンス管理など、多岐に渡っています。
顧客の技術的な懸念点や疑問の解消をするのが、セールスエンジニアの役割です。
エンジニア系
チームやプロジェクトの指揮を担当します。
システムエンジニアのように全体の設計に関わるというよりも『現場』の責任者です。
技術面の責任者として、現場の作業を監督する立場を持っており、開発現場でエンジニアを取りまとめる役割を持ったエンジニアです。
通常の役職相当では「課長~部長級」となります。
オールラウンダーの IT エンジニアです。
ひとつの分野に精通したスペシャリストではなく、システム開発におけるあらゆる技術に精通し、すべてにおいてスペシャリストとして活躍できる人を指します。
フルスタックエンジニアを 1 人雇えば、数人分の専門分野のエンジニアの仕事を 1 人で行うことができるため、需要そのものは増加していると思います。
ただし、小さな会社などでは、 1 人ですべての工程をこなすことも多々あるため、気付いたらフルスタックエンジニアになっていた、というケースも多いのではないでしょうか。
しかし、注意も必要です。
「フルスタックエンジニア」と検索していただくと
- フルスタックエンジニア 笑
- フルスタックエンジニア いらない
- フルスタックエンジニア 中途半端
というような検索ワードも出てきます。
フルスタックエンジニアを名乗る際は、どうぞご注意ください。
研究開発エンジニアとも呼ばれています。
新しい技術や価値を作り出す職業です。
開発するサービスやプロダクトはハードウェアからソフトウェア、言語、インターフェースまで様々で、医療機器や自動車などの分野で最新のIT開発に携わっています。
近年では人工知能・機械学習リサーチエンジニアなどが多くみられます。
インフラとは、ITシステムを利用するために必要なコンピューター、OS、ミドルウェア、サーバー、通信環境、ネットワークを指します。
ITインフラの設計・構築・運用・保守が主な仕事で、ITシステムの要件定義をして必要な機器を調達し、機器の設置や通信ケーブルの配線、ソフトウェアのインストールやネットワーク設定をします。
サーバ構築からサーバサイドのプログラム開発、場合によっては保守、運用までと、幅広い役割を担うことが多いです。
Webデザイナーのデザインをもとに、HTML、CSS、JavaScript(jQuery)、PHPの設計や実装、WordPressなどのCMS(コンテンツマネジメントシステム)構築やカスタマイズを担当することが多いです。
「Webデザイナー」や「Webディレクター」より、少しだけプログラムに踏み込んだようなイメージです。
IT製品の操作・導入方法のレクチャーや故障・トラブル対応といった技術的な問題に対処することが多いです。
単に「セールス」では営業のみですが、技術面を理解、把握しながら、それを活かせるような営業を行うのが「セールスエンジニア」です。
実はこれをできる人はあまり多くありません。
通常テスト工程は 「開発者(プログラマー)がそのままテストを実施」 「経験の浅いメンバーが、開発者の指示の下テスターとして実施」 といったケースが一般的でしたが、近年は高品質かつ高セキュリティを求める傾向が強まっており、レベルの高いテストを行うための知識が豊富な専門のテストエンジニアが担当するように変わりつつあります。
現場(=フィールド)で直接サービスを提供することから、フィールドエンジニアと呼ばれています。
エンジニアから経験を積んだ方が名乗られることが多いですが、要件定義、基本設計、詳細設計など、一通りこなせるようになってから名乗るべきだと考えられます。
企業の情報システムを支えるために必要不可欠な職種です。
日本の企業系
一部の日本企業や自治体で使用される系
国家公務員系
仕事内容は、大臣もしくは長官の補佐、その他省務や庁務、各部局事務の監督などです。
省庁内における最高位です。
省名(○○)審議官と分類されていますが、この○○の部分には各省の名前が冠されます。
外務審議官、総務審議官といった具合です。
地方公務員系
外資系
退任した社長などが就くポストであるため、表立って前に出ることはありません。
社外の人が就くこともあります。
ハイクラスやセレブを表すときにもよく用いられる言葉です。
カンパニー制を採用している企業では、事業本部の本部長という意味合いで使われる場合もあります。
外資系にとどまらず、日本企業も続々とこの肩書きを採用しています。
響きの良さ、かっこ良さなども影響しているのかもしれません。
最高経営責任者という意味が込められています。
日本語では CEO を「代表取締役」と訳す場合もありますが、厳密には異なります。
Chairman を除き、President と CEO が同格と考えたとき、組織内ナンバー2 の一角を担う存在となります。
財務以外の部門の統括総責任者という位置付けです。
「Chief(長)」「Financial(財務)」「Officer(役員)」の略称です。
COO が管理していない残りの一つ、財務担当責任者という位置付けです。
管理部門の数でいうと COO に劣るイメージですが、財務は重要な部門であるため、決してマイナーな印象ではありません。
社長の補佐などではなく、主に事業本部長の意味合いで使われます。
直訳すると副社長になりますが、本部長・部長・次長クラスのポジションのことを指すケースが一般的です。
副社長であることは、ほとんどありません。
ただし日本企業で使われる場合、日本では副社長が一人しかおりませんので、文字の通り「社長の右腕」「社内のNo.2」のポジションを指す企業もあります。
工場長やセンター長を General Manager と呼ぶ場合もあるそうです。
日本企業でも、そこそこの組織では使われています。
(それなりに権力もあるので、怖いイメージです)
部門長とは、部長でも上級の部長を指すことが多いとのことです。
日本の企業ように、係長・課長・部長の区別がないシリコンバレー企業などでは、包括的に Manager が使われています。
場合によっては課長レベルや、担当部長レベルのこともあります。
ベンチャー企業などでは平社員がおらず、全員がManagerクラス以上だったり、社員の7割以上がVice President(統括本部長・事業部長)以上だったりすることもあります。
アソシエイト社員には役職が付いておらず、権限を持たない社員に使われます。
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