横文字の肩書き

前置き

技術からかなり離れたお話になりますが…

近年、とてもカッコイイ肩書きを持った方が増えてきているような気がします。
しかし、その肩書が何を表しているのか、わからないことなどはありませんか?

私はよくあります。
大変お恥ずかしいお話ですが、正直申しあげますと、横文字(カタカナ)の肩書きがよくわかりません。
ホント、わかりません!

私も長年 IT 業界におりますが、IT 系の肩書きほどわからないものはありません。
お話をしてみて、最後まで何をされているのかわからない方もいらっしゃいました。

『エバンジェリスト の 〇〇 と申します!』
と紹介いただいた際、何をしていらっしゃる方か、理解できますか?
私はできません。
率直に『あなたは何者だ?』と感じます。
100 % わからない自信があります。

私が日々心掛けていることがあります。
それは お客様に対して横文字(カタカナ単語)を乱用しない ことです。

横文字を多用しますと、お客様のお顔が 「???」 となることが多く、後日 「あの時の話、まったく分からなかったよ!」 とお聞きすることもあります。
お客様の元に営業さんがいらっしゃる際、「何を言ってるかわからないから 同席してほしい」 とのご要望をいただいたこともありました。

しかし、箔をつけるために 「あえて」 かっこいい肩書きをお客様にお勧めすることもあります。
そんなときの備忘録として、残しておきたいと思います。

本音としては 自分がお名刺をいただいた際に 相手の肩書きがまったく理解できない ためですね。。。(苦笑)

実は「汎用」は一般的な言葉ではない

こんなこともありました。

私はエンジニアですが、汎用(はんよう) という言葉をよく用います。

この 「汎用」、実は一般的ではないのです。

うっかり一般のお客様へ 「汎用」 という言葉を用いてご説明してしまった際、お客様に通じませんでした。
「何にでも広く使えます」
「万能です」
と補足しても、お相手は「???」な状態でした。
このように、自分の業界では一般的な言葉であっても、万人に通ずる言葉であるとは限りません。

「どの職種の方でもご理解いただける言葉を使って、丁寧に説明をする」
これが私が理想としていることです。

これ以降、「汎用」は多用しなくなりました。
同業者のみに使用する、といった感じですね。

むやみにカッコいい肩書きを付けるのは危険

正直、私はこのように感じています。
外資系企業を習い、日本企業でもかなり増えてきていますが、肩書きと実際の内容がわからないことが多すぎです。
微妙な社内でのヒエラルキーや担当業務を表しているのかもしれませんが、外部の人間からするとどうでもよいレベルです。

上記でも書きましたが
エヴァンジェリスト
シニアマーチャンダイザー
やはり私には何をしている方かわかりません。

このあたりも十分に考えてから、肩書きを付けるのがよさそうです。

名刺管理グッズ

昨今、デジタル名刺や名刺共有ソフトが増えてきていますね。
私は自分からお渡しはしませんが、知らぬ間に共有?されていることが多いです。

名刺はどんどん増えていってしまうもの。
管理方法も考えていかなければいけませんね。
少しですが、私が便利だと思うものを紹介させていただきます。
参考になれば幸いです。

OCR 名刺スキャナ

OCR が大変便利です。

OCR(オーシーアール) とは Optical Character Recognition / Reader のことで、光学的文字認識です。
手書きや印刷された文字を、イメージスキャナやデジタルカメラによって読み取ることで、コンピュータが利用できるデジタルの文字コードに変換する技術です。

ただ名刺をスキャンしただけでは、画像としての保管になりますが、OCR として読み取りますと、管理ソフトなどで文字検索をすることができるようになります。
名刺を文字データ化することで、データベース管理ができるようになるということですね。

サンワダイレクト 400-SCN005N

3,000 枚くらいまではサクサク管理できる優れモノです。
日本語を含む 24 の言語に対応し、海外の名刺もスムーズに読み込むことが可能です。
名刺データを画像と一緒に保存可能です。
iCloud や DropBOX などへのクラウドへの保存も可能のため、利便性が広がります。
CSV、Excel、JPEG など、多様な形式で出力できるため、バックアップも取ることが可能です。

アナログ名刺管理

どうしても紙の名刺で管理したい!譲れない!という方におすすめなのがこちらです。
かくいう私も、紙の名刺が捨てられません。
だって、紙のほうが早く探せますから……
でもデータ化も捨てられないので、二重で管理しております……

ナカバヤシ 名刺文庫 PHM101CU

女性にはこちらをおすすめします。
机の上が事務風一色にならず、とても可愛らしいです。
10 ホルダーありますので、分類としては申し分ないです。
ナカバヤシの事務用品はスタイリッシュな商品が多いので、好んで使用しています。

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回転式、やはり早く探せます。
回転させながら名刺を探すのですが、一度使うと病みつきになります。

肩書き

カタカナ系、とにかくカッコイイ系、よくわからない系、カオス系、営業職系、エンジニア系、日本の企業系、外資系と、とりあえず分類はしてみたものの、すでによくわからない分類と相成りました…
分類を見るだけで、謎な一覧表となりました。
なお、「プリンシパル✚シニア」を組み合わせ、「プリンシパルシニア〇〇」というように、組み合わせて付けられている方もいらっしゃいます。

カタカナ系

役職名(肩書き)
英語表記
内容

コンサルタント
Consultant
具体的な製品・サービスの販売ではなく、コンサルティングそのものを商品として対価を受け取る職業です。
コンサルと省略されることもあります。

アナリスト
Analyst
分析家、または評論家のことを指します。 職務上、物事や事象に関する分析を行う職業です。
証券会社・シンクタンクにおいては、業界分析や企業分析の仕事に従事する専門職となります。

エグゼクティブ
Executive
企業の運営管理に直接携わる上級管理職や企業幹部を指します。

スーパーバイザー(SV)
Supervisor
監督者、管理者、上司を指します。役職・肩書として使われるケースが多いです。

コンダクター
Conductor
コンダクターには指揮者という意味が込められていますが、肩書きのコンダクターはお客の満足を指揮するといった意味合いになります。
旅の手配や添乗など、広い範囲での管理を実施します。

マイスター
Meister
ドイツ語で「職人」「親方」などを意味します。

アドバイザー
Adviser
企業や団体、政府などから依頼を受け、専門的な知識や経験をもって、補佐や指導に当たります。

エグゼクティブアドバイザー
Executive Adviser
ある組織に関与し、意志決定を行う権限を持たないが、組織の運営について高度な専門的知識などの意見を述べる役職やその役職に就いている者を指します。
また、特定のプロジェクトなどを指導するなどの役割を持つ役職です。
英名を略してEAというときもある。常勤職か非常勤職かはそれぞれの組織において異なります。

スペシャルアドバイザー
Special Adviser
その名の通り、スペシャルなアドバイザーです。
意味合いとしては、エグゼクティブアドバイザーと同意義で問題ないと思われます。

オフィサー
Officer
英語で軍における士官、武官または警察組織における巡査、および各種団体における役人を表します。
オフィス(office)で作業することから、オフィサーと呼ばれるようになったそうですに

パブリシスト
Publicist
プロの広報担当を指します。実力を備えた、プロフェッショナルな広報担当にこそ与えられる肩書きとなっています。

アソシエイト
Associate
仲間や同僚、共同経営者という意味を指します。
外資系企業等において多く用いられる職位です。
専門的な印象かもしれませんが、そこまで重要度が高いわけではありません。
基幹業務に従事するという前置きは付きますが、一般社員のことを指します。

チーフ(チーフテン)
Chief(Chieftain)
上に立って部下を持つ立場の人を指します。
「チーフ○○」とい○○に役職名を入れる場合は、その役職の上に立ち、所属するメンバーを統率する役割の人物を指します。
日本企業の中では、チーフがリーダーの補佐となる場合が多くなっています。

リーダー
Leader
日本でいうところのグループリーダーを指す肩書きです。
日本企業の中では、係長や班長に該当することが多いです。
組織や集団の中で先頭に立ち、周囲を指揮、先導して組織の方向性を示す役割です。
リーダーは、チーフよりも上位の役職とそして利用されることが多いです。
リーダーは先頭に立って誘導するのが特徴です。
マネージャーと困惑しないよう、注意が必要です。

マネージャー
Manager
組織に属するメンバーが、本来持っているパフォーマンスを最大限に発揮できるように、役割分担や成長をサポートする役割です。
組織におけるマネージャーというと、ホテルなどの支配人や部活動などの雑務担当者、企業の管理職などに該当します。
マネージャーは後ろから指揮をとります。
リーダーと困惑しないよう、注意が必要です。

インテグレーター
Integrator
IT 企業関連で用いられることの多い肩書きです。
複数のサブシステムを一つにまとめ上げ、それを正しく機能させるよう完成させるための役職です。

ディレクター
Director

エグゼクティブ○○
Executive ○○
エグゼクティブとは、「実行力のある」「実行者」「重役」といった意味合いをもち、ビジネスでは「上級管理職」という意味で用いられています。
「エグゼクティブ ○○」とありましたら、○○の上級管理職と思っておけば間違いなさそうです。

シニア ○○
Senior ○○
「年長者・先輩・先住者・上官」や「高齢者」を指す「シニア」ではありません。
肩書きでの「シニア」は「上級の」という意味を指しています。
「シニア ○○」とありましたら、○○の上級と思っておけば間違いなさそうです。
日本での位置としては「課長の上、次長の下もしくは同列」くらいの役職になります。
課長から上は管理職・マネジメント層という企業が多いため、シニアマネージャーもマネジメント層に位置しています。

ジュニア○○
Junior ○○

マーチャンダイザー
Merchandiser
商品の開発から販売戦略までを一貫して行う役職です。
新商品化の計画や、仕入れによって、店舗やブランドイメージに合った魅力的な商品ラインナップを作る業務を行います。

スーパーバイザー
Supervisor
監督者や管理者のことを指します。
役職・肩書として使われるケースが多く、日本では「SV」と略して表記されることもあります。
コンピューター分野ではスーパバイザー、スーパバイザ、スーパーバイザとも表記されます。
本・雑誌などの出版業でこの肩書きを用いる場合は、監督者、監修者の意味を指します。
飲食店等、サービス業におけるスーパーバイザーとは、本部に籍を置きながら複数の店舗を巡回して管理・監督し、店長あるいはオーナーといった現場の責任者または運営者を本部の方針にのっとりながら、指導・教育して成果を上げさせる管理職のことを指します。

スーパーバイザーとなるのは、通常、店長としてめざましい成績をあげた者であり、チェーンによっては「エリアマネージャー」などといった呼称を用いることもあります。

○○マン
○○Man

とにかくカッコイイ系(よくわからない系・カオス系)

役職名(肩書き)
英語表記
内容

エバンジェリスト
Evangelist
もともとキリスト教の伝道師を指す言葉ですが、IT系企業でかなり増えている肩書きです。

プリンシパル○○
Principal ○○
企業で偉い人(最上位クラス)につけられる役職名とのことです。
「最も重要な人」という意味を持っています。
どれほど偉いのかは企業によって異なるそうですが、とりあえず偉い人向けの対応を取っておけば大きな失敗はなさそうです。

フェロー
fellow
もともと大学職員や研究員に著しい成果を残した人に与えられる役職で、近年企業でも取り入れられています。
主に専門職における最高役となる位置づけとのことです。

アーキテクト
fellow
もともと大学職員や研究員に著しい成果を残した人に与えられる役職で、近年企業でも取り入れられています。
主に専門職における最高役となる位置づけとのことです。

董事(とうじ)
fellow
中国や台湾の企業が主に用いる肩書きです。
意思決定や監視に関する責任を受託されている構成員を指します。

リードトレーナー
Lead Trainer
スポーツ関連の肩書きではなく、クライアントや担当者の要望に対し、カスタマイズ作業を行い、さらにその説明をするといったポジションに使われる肩書きです。

営業職系

役職名(肩書き)
英語表記
内容

アカウントエグゼクティブ
Account Executive
営業担当者とほぼ同義語です。
なぜ「営業担当者」と書かれないのか謎です。
元は広告業界ので用いられていた呼称とのことですが、近年はITや人材分野でも多く使われているようです。
顧客と自社の人たちの調整役ですが、制作物の品質管理なども重要な役割となっています。
顧客を維持し、長期的な関係を築き上げるのが最も大切な役割です。

フィールドセールス
Field Sales
フィールドセールス(外勤営業) 訪問型の営業を行う営業マンのことです。
インサイドセールスによって構築された顧客関係と、蓄積された顧客/見込み客情報の活用により、営業訪問、商品・サービスの提案、クロージング活動を行う営業手法を用います。
新規、既存にかかわらず、営業活動の多くを会社の外で行います。

インサイドセールス
Inside Sales
従来の訪問型営業に対し、非訪問型営業であるインサイドセールス(内勤営業)を担当する職種です。
主に電話やメール、ウェブサイト、ダイレクトメールなどを用いて、見込み客や顧客に対して営業活動を行います。
訪問の段階でフィールドセールスに引き継ぐことが主流ですが、インサイドセールだけで成約まで完結する場合もあります。
必要に応じて外出し、対面の商談も行うものや、企業規模でフィールドセールスと担当する顧客を分けるものもあります。

ビジネスデペロップメント
Business Development
ビジネスデペロップメント、リードデベロップメントという表記をすることもあります。
いずれも新規の見込み客を見つけ、見込み度を精査し、営業担当に引き継ぐことが主な役割です。
インサイドセールではこの営業開発を行うことが多いため、インサイドセールスチームの中でもセールスデベロップメント担当という肩書きの営業マンが多くいらっしゃます。

セールスデペロップメント
Sales Development

ポスト・セールス・アカウントマネジメント
Post Sales Account Management
成約後に、法人顧客がサービスの導入、利用方法の説明やトレーニングなど、スムーズに商品やサービスを利用できるようサポートする営業担当です。
ニーズや不満もしっかりと汲み取り、場合によってはアップセルやクロスセルを行うこともあります。

セールスオペレーション
Sales Operations
営業活動の生産性を最大化するよう、サポートするのがセールスオペレーションの役割です。
業務内容により、セールスサポートと呼ばれる場合もあります。
企業によって業務内容は大きく異なり、データ管理、契約内容の提案、導入するシステムやツールの選定、営業戦略、売上予測、トレーニング、営業マンのパフォーマンス管理など、多岐に渡っています。

営業アドバイザー
Sales Advisor

シニアリーダー
Senior Leader

チームリーダー
Team Leader

チーム長
Team Manager

セールスエンジニア
Sales Engineer
技術的に複雑な商品やサービスを販売する場合など、セールスエンジニアが商談に同行をし、技術的な質問に答えたり、デモを行ったりします。
顧客の技術的な懸念点や疑問の解消をするのが、セールスエンジニアの役割です。

インバウンドセールス
Inbound Sales

商社営業
Trading Company Sales

エンジニア系

役職名(肩書き)
英語表記
内容

プリンシパルエンジニア
Principal Engineer
自身の専門分野で長年にわたり経験を重ねてきたエンジニアが就く役職です。
チームやプロジェクトの指揮を担当します。

アソシエイトエンジニア
Associate Engineer
アシスタント・補助的なポジションにあるエンジニアや、見習いに近いポジションのエンジニアを指します。

チーフエンジニア
Chief Engineer
エンジニアのトップであるチーフエンジニアは「開発技術責任者」と呼ばれています。
システムエンジニアのように全体の設計に関わるというよりも『現場』の責任者です。
技術面の責任者として、現場の作業を監督する立場を持っており、開発現場でエンジニアを取りまとめる役割を持ったエンジニアです。
通常の役職相当では「課長~部長級」となります。

シニアエンジニア
Senior Engineer
通常の役職相当では「主任~課長級」となります。

フルスタックエンジニア
Full Stack Engineer
エンジニアが携わるべき開発などの業務を、一人ですべて行うことができる人材のことで、マルチエンジニアとも呼ばれます。
オールラウンダーの IT エンジニアです。
ひとつの分野に精通したスペシャリストではなく、システム開発におけるあらゆる技術に精通し、すべてにおいてスペシャリストとして活躍できる人を指します。

フルスタックエンジニアを 1 人雇えば、数人分の専門分野のエンジニアの仕事を 1 人で行うことができるため、需要そのものは増加していると思います。
ただし、小さな会社などでは、 1 人ですべての工程をこなすことも多々あるため、気付いたらフルスタックエンジニアになっていた、というケースも多いのではないでしょうか。

しかし、注意も必要です。
「フルスタックエンジニア」と検索していただくと

  • フルスタックエンジニア 笑
  • フルスタックエンジニア いらない
  • フルスタックエンジニア 中途半端

というような検索ワードも出てきます。
フルスタックエンジニアを名乗る際は、どうぞご注意ください。

R&Dエンジニア
R&D (Research and Development) Engineer
R&Dは「Research and Development」の略で「研究開発」を意味します。
研究開発エンジニアとも呼ばれています。
新しい技術や価値を作り出す職業です。
開発するサービスやプロダクトはハードウェアからソフトウェア、言語、インターフェースまで様々で、医療機器や自動車などの分野で最新のIT開発に携わっています。

リサーチエンジニア
Research Engineer
社会のさまざまな問題の発見と解決のため、大規模データを活用して、理論的な観点からアルゴリズムを調査・考案します。
近年では人工知能・機械学習リサーチエンジニアなどが多くみられます。

インフラエンジニア
Infrastructure Engineer
ITシステムの基盤(インフラストラクチャ)の構築を担当する職種です。
インフラとは、ITシステムを利用するために必要なコンピューター、OS、ミドルウェア、サーバー、通信環境、ネットワークを指します。
ITインフラの設計・構築・運用・保守が主な仕事で、ITシステムの要件定義をして必要な機器を調達し、機器の設置や通信ケーブルの配線、ソフトウェアのインストールやネットワーク設定をします。

バックエンドエンジニア
Backend Engineer
Webサイトを利用するユーザーには見えない部分(サーバサイド側)を担当する職種です。
サーバ構築からサーバサイドのプログラム開発、場合によっては保守、運用までと、幅広い役割を担うことが多いです。

フロントエンドエンジニア
Front End Engineer
WebサイトやWebサービスの「フロントエンド」を設計・構築する職種です。
Webデザイナーのデザインをもとに、HTML、CSS、JavaScript(jQuery)、PHPの設計や実装、WordPressなどのCMS(コンテンツマネジメントシステム)構築やカスタマイズを担当することが多いです。
「Webデザイナー」や「Webディレクター」より、少しだけプログラムに踏み込んだようなイメージです。

サポートエンジニア
Support Engineers
ソフト、ハードを問わず、ITシステムを利用するうえで生じるさまざまな疑問を解決およびサポートするための職種です。
IT製品の操作・導入方法のレクチャーや故障・トラブル対応といった技術的な問題に対処することが多いです。

セールスエンジニア
Sales Engineers
技術的な側面から営業をサポートする職種です。
単に「セールス」では営業のみですが、技術面を理解、把握しながら、それを活かせるような営業を行うのが「セールスエンジニア」です。
実はこれをできる人はあまり多くありません。

テストエンジニア
Test Engineers
テストの計画から改善提案までの工程を請け負う職種です。
通常テスト工程は 「開発者(プログラマー)がそのままテストを実施」 「経験の浅いメンバーが、開発者の指示の下テスターとして実施」 といったケースが一般的でしたが、近年は高品質かつ高セキュリティを求める傾向が強まっており、レベルの高いテストを行うための知識が豊富な専門のテストエンジニアが担当するように変わりつつあります。

フィールドエンジニア
Field Engineer
自社製品のトラブルの解決や定期的なメンテナンス、納入時のサポートや製品の説明などを担う職種です。
現場(=フィールド)で直接サービスを提供することから、フィールドエンジニアと呼ばれています。

システムエンジニア(SE)
Systems Engineer
ソフトウェア開発における上流工程を担う職種です。
エンジニアから経験を積んだ方が名乗られることが多いですが、要件定義、基本設計、詳細設計など、一通りこなせるようになってから名乗るべきだと考えられます。

データベースエンジニア
Database Engineer
データベースの開発・設計、もしくは運用・管理を行うエンジニアの総称です。
企業の情報システムを支えるために必要不可欠な職種です。

日本の企業系

役職名(肩書き)
英語表記
内容

取締役会長
Chairperson / Chairman

取締役副会長
Vice Chirperson / Vice Chairman

理事長

代表取締役社長
President、Managing Director

副社長

専務取締役

常務取締役

本部長(事業部長)

部長

次長

課長

係長

主任

一般社員

一部の日本企業や自治体で使用される系

役職名(肩書き)
英語表記
内容

参与

参事

主幹

主査

主任

主事

国家公務員系

役職名(肩書き)
英語表記
内容

事務次官
次官と名が付きますが、実際は国家公務員のトップクラスに位置します。
仕事内容は、大臣もしくは長官の補佐、その他省務や庁務、各部局事務の監督などです。
省庁内における最高位です。

省名審議官
事務次官が省庁内の最高位であれば、この省名審議官はナンバー 2 の地位となります。
省名(○○)審議官と分類されていますが、この○○の部分には各省の名前が冠されます。
外務審議官、総務審議官といった具合です。

官房長・局長・政策統括官

部長・総括審議官

審議官

官房三課長

課長・参事官

室長・企画官・調査官

上席○○専門官・課長補佐・専門官

係長・主査・専門職

主任

係員

地方公務員系

役職名(肩書き)
英語表記
内容

次長・本部長・技監・理事

部長・担当部長

統括課長

課長・担当課長・専門課長

課長補佐

係長・主査・担当係長・次席

主任

主事

外資系

役職名(肩書き)
日本語表記
内容

Chairman
取締役会長
日本でいうところの取締役会長の職に該当します。
退任した社長などが就くポストであるため、表立って前に出ることはありません。
社外の人が就くこともあります。

President
取締役社長
英語の役職におけるトップクラスといえば、この「President」を指します。
ハイクラスやセレブを表すときにもよく用いられる言葉です。
カンパニー制を採用している企業では、事業本部の本部長という意味合いで使われる場合もあります。

CEO(Chief Executive Officer)
最高経営責任者
「Chief(長)」「Executive(管理)」「Officer(役員)」となり、企業内の経営方針、事業計画を管理し、責任を持つ役職です。
外資系にとどまらず、日本企業も続々とこの肩書きを採用しています。
響きの良さ、かっこ良さなども影響しているのかもしれません。
最高経営責任者という意味が込められています。
日本語では CEO を「代表取締役」と訳す場合もありますが、厳密には異なります。

COO(Chief Operating Officer)
最高業務執行責任者
「Chief(長)」「Operations(営業)」「Officer(役員)」の略称です。
Chairman を除き、President と CEO が同格と考えたとき、組織内ナンバー2 の一角を担う存在となります。
財務以外の部門の統括総責任者という位置付けです。

CFO(Chief Financial Officer)
最高財務責任者
COOと並び組織内ナンバー2に位置するのが、この CFO です。
「Chief(長)」「Financial(財務)」「Officer(役員)」の略称です。
COO が管理していない残りの一つ、財務担当責任者という位置付けです。
管理部門の数でいうと COO に劣るイメージですが、財務は重要な部門であるため、決してマイナーな印象ではありません。

CMO(Chief Marketing Officer)
最高マーケティング責任者

CJO / CLO(Chief Leagal Officer)
最高法務責任者

CO(Chief Administrative Officer)
最高総務責任者

CIO(Chief Information Officer)
最高情報責任者

Corporte Officer / Executive Officer
執行役員

Executive (Senior) Vice President
事業本部長(上級副社長)
上級副社長というポジションです。
社長の補佐などではなく、主に事業本部長の意味合いで使われます。

Vice President
統括本部長・事業部長(上級副社長)
主任や長(President)の補佐、あるいは副職の地位にあたる役職を指します。
直訳すると副社長になりますが、本部長・部長・次長クラスのポジションのことを指すケースが一般的です。
副社長であることは、ほとんどありません。

ただし日本企業で使われる場合、日本では副社長が一人しかおりませんので、文字の通り「社長の右腕」「社内のNo.2」のポジションを指す企業もあります。

General Manager
事業部長・工場長・センター長
大きな組織の場合、Vice President の下、Managerの上に、General Manager(GM)を設置していることがあるそうです。
工場長やセンター長を General Manager と呼ぶ場合もあるそうです。
日本企業でも、そこそこの組織では使われています。
(それなりに権力もあるので、怖いイメージです)

Director
ディレクター
イギリス系役職名だと取締役、シリコンバレー企業では部門長を指します。
部門長とは、部長でも上級の部長を指すことが多いとのことです。

Manager
マネージャー
日本風に表しますと、課長~担当部長を指します。
日本の企業ように、係長・課長・部長の区別がないシリコンバレー企業などでは、包括的に Manager が使われています。
場合によっては課長レベルや、担当部長レベルのこともあります。

Lead
リーダー
日本風に表しますと、主査・係長・グループリーダーを指します。
ベンチャー企業などでは平社員がおらず、全員がManagerクラス以上だったり、社員の7割以上がVice President(統括本部長・事業部長)以上だったりすることもあります。

Associate
アソシエイト
財務会計や製品・サービスの販売管理など、企業経営の根幹に関わる業務を担当する社員のことを指します。
アソシエイト社員には役職が付いておらず、権限を持たない社員に使われます。

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